
娘がバレエの練習中に膝の靱帯を痛め膝の手術を受けてきました。
18歳までは子供病棟で、16歳の娘も幼稚園に通う子供と同じように扱ってもらえます。病室に‘お母さんと一緒‘に出て来そうな明るいお兄さんが、手術の説明にやってきてくれて、紙芝居のように写真付きで手術室の入り口から麻酔の部屋の雰囲気を見せてくれた後、実際に使う心拍数のためのパッチや血圧検査に必要なものを見せてくれました。そして満面の笑みで「先生はすごーく腕がいいからね、麻酔で目を閉じたら全てがうまくいって終わった後に目が覚めるんだよ」と話してくれました。
カルーテルの針を通す作業も皮膚に麻酔を浸透させてからで、娘はあまり痛みがなく無事に作業を終わらせてもらいました。
オランダとは思えないほどの丁寧な手厚い看護に驚きと感動。



親は1人だけ手術室で麻酔がかかるまで付き添いが許されていて私が付き添いました。小さい子供はお母さんがベットに一緒に乗って手術室に向かっていました。どんなに親切にしてもらってもやっぱり病院、手術前は怖いですよね。
麻酔のカルーテルを入れ心拍数や血圧を測定するパッチをつけると心拍数は80前後。冗談口にしてても緊張しているのが心拍数から分かりました。
さていよいよ手術室へ、大きな部屋に何人ものスタッフと大きな機器。娘の心拍数は一気に100を超えて、手術室まで一緒に来させてもらえて良かったなと思いました。心拍数が一気に下がり、麻酔で眠りに落ちたことを確認して手術室を出ました。
待つ時間を長く感じました。隣の病室も私のように子供の手術を待機する親たち。重い雰囲気が伝わって来ました。
手術が終わって目が覚めた時に私が隣に居るために手術の控え室に呼ばれたのは約2時間後。
娘の目が覚めると「アイスクリーム欲しい?」と看護婦さんがやって来て、娘は「いらないです、そんな気分じゃないから」と答えたのですが、これは目を覚ますための手順らしく、その後3人くらいの看護婦さんがやって来て、「アイスクリーム?」と聞かれ続けました。
病室に戻るとまもなくランチ。

「ランチ何が食べたい?」と聞かれても
メニューは食パン、白、ブラウンの2種類から何枚食べたいか?
ハム、チーズ、ジャム、ピーナッツバター、チョコレート、バターは必要か?これも選べます。娘はチーズのみお願いしました。
飲み物は、リンゴジュース、牛乳、カップスープ
以上。
手術前が手厚かっただけにランチも少し期待していたので、ちょっとがっかり。笑
病室を出る時、朝焼けに照らされたピンクがかった虹を見て手術は護られていると信じる事が出来たのがありがたかったです。
看護婦さん達も皆さん優しくて親切が身に染みました。
とはいえ、オランダでの病院の人手不足も実感。
家に帰ったのは15時。健康って本当に大切だなと実感した長い1日でした。

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