スマホ水没で2週間インターネット無しの休日

夏休みの旅行中にスマホを水没させて失うという事件を起こしました。

そんなわけで今年のギリシャ旅行には私が自分で撮った写真が残っていません。

セーリングで島を巡っていた二日目になんと野生の黒豚が生息するビーチに到着。運よく黒豚の家族がビーチに数頭戯れていて、他のヨットやクルーザーで訪れた人たちも大はしゃぎ!

アトコスというプライヴェートアイランドです。

https://maps.app.goo.gl/4N3MEfBFjCKomyA17?g_st=com.google.maps.preview.copy

写真が残っていないのでぜひこちらから見てください。

豚さんは小さなサイズ。子豚なんてとっても小さくて可愛かったです。

ランチの支度に私は一足早くヨットに戻り、子供達にそろそろ上がってきてと言おうとしたら、なんと黒豚が子供たちと一緒にしかも2人の間に混ざってヨットに向かってきているではないですか!

興奮して、写真からビデオの選択をした時に手からスマホが落ちてしまいました。数ヶ月前に買い替えたばかりのiPhone15 pro max しかもこの日に限って停泊したのが水深10m、いつもは5mくらいなのに。

あの時のショックとスローモションでスマホが手から落ちていく様子が今でも鮮明に残っていて、思い出すとお腹が痛くなります。

しかも、この旅行に限って、iPad、Apple Watchも持っていかなかったので、イオニア海で私は全く連絡不可になったというわけです。

さらに追い討ちをかけるように、水がとても綺麗で、私の電話がヨットから見える。けど、届かない。息子が7mぐらいなら素潜りしたことあるから試して見てあげようかと言ってくれたけれど、私の電話が原因で彼に何かあったら最悪なので辞退しました。

家族がみんな、スマホを貸してくれると言ってくれたけれどパスワードを自動で作っていてメールも何もログイン出来ず、2週間インターネットのない世界へ。

鶏と犬と馬を預けて旅行に来ていたのですが、馬は私の馬ということで、私しか連絡先を持っていなく焦りました。夫に渡してある私の馬友達の電話番号が一つあったのを思い出し、それももう3年以上前だったのだけれど、助かった。

大切な人の番号は家族と共有するのも必要かと思いました。

ヨットの上では私以外全員、スマホを眺めているように見えて…。

その夜スマホがない私はワインボトル片手に、1人でヨットの上で星を見ながらぼーっとしていたら、息子が腕の骨折れるのと比べたら大したことないよ、と一緒にビールを持ってきて飲んでくれました。隣のヨットのドイツ人夫婦も事故だから気にしない方がいいと隣からボトルを持って励ましに来てくれて、遅くまでお喋り。でもあのショックはそのまま。

スマホのない生活で色々と考えました。スマホの素晴らしさや利便性はたくさんあるけれど。その中でも自分の気持ちとか感動した風景を誰かと、大切な人とシェアできることは大きな魅力だなと思いました。

特に娘は美しい風景があるとすぐボーイフレンドに送っていました。

以前の私ならスマホばっかりと思っていたけれど、この風景をシェアしたいのだなという気持ちがとても理解できるようになったと思います。

さて、ヨットを降り貸切のアパートメントに移ったその夜、また息子が「ママこれ見るといいと思うよ」とスマホを持ってやって来ました。

それは

https://youtu.be/KG9F4-V27Lc?si=IZsNNV8mJ-zIL0Mw

金属探知機を水中で使うアメリカのYoutubeのチャンネル。

観光地や海の水中に酸素ボンベをつけて潜り、金属探知機でお宝を見つけるというコンセプト。スマホに限らず、サングラスや指輪などの貴金属もたくさん!

スマホを落としている人の多いこと、私だけじゃないのですね。

本当に救われました。30分以上釘付けで見ていたのでそろそろ自分のスマホを返して欲しい息子は、テレビでもYouTube見れるからとテレビをセットしてくれて自分のお部屋に戻ったのですが、それ以降も私は2時間見続けて、水没事件からやっと立ち直ることができました。

オランダに戻ると、開封していないメールや、メッセージの数。

重い気分でアプリを開き一つづつ対処。

良かった事は、必要ないメールの処理、不必要なサブスクライブを停止する作業も合わせて行いすっきりしました。

新しい電話は、全く同じものを買うことにしたのですがSIMカード作成で電話屋さんに行ったら安くても性能の良い電話がただ同然で売られていました。

どうしてiPhone、どうしてPro、どうしてMAX。。

と性能の良いただ同然のノキアを見ながら思ったのでした。

PC、ラップトップはじめ全てアップルに頼っている自分を実感。

電話に合わせて肩からかけれるストラップも購入。肩からかけている人を見かけると、「もしかしてこの人もスマホを落としたことがあるのかも」と一方的な親近感を持ってしまっています。

さて、最後に、私はここでスマホと書いていますが、この件があるまで携帯と言っていました。

日本のグループでオンラインミーティングを企画していたこともあり、彼女たちに、「携帯を海に落としてしまい、連絡取れずにごめんなさい」と送ったら、「スマホを水没でしたか。」と言われ。

そーか、携帯って死語なのね、しかも、海に落とすではなくて、水没という表現なのだな、と新しく学んんだのでした。

コメントを残す

About Me

みさきです。海外生活が長く、現在はオランダに暮らす主婦です。趣味が多いのですが、一番時間をかけているのが愛馬の訓練とお世話で、乗馬が趣味です。毎日思うちょっとした事を日本の友人たちにシェアしたいと思ってブログを始めました。

最近の記事