
ジブリの映画が好きで、もののけ姫の舞台となったと言われる屋久島にずっと行きたかったのですが、念願かなって3月に1人で屋久島へ4泊の旅をしてきました。
屋久島へ行く目的は2つ。
コタマを見る事と木からメッセージをもらう事。
結果両方叶ったので、いつか屋久島へ行かれる予定がある方の参考になればと思い、私の屋久島旅行記を書いてみようと思いました。
自称晴れ女なのですが、屋久島でも5日間晴天が続きました。ちなみに私の乗った一つ前の飛行機は悪天候で欠航でした。
予約はかなり前にしたものの、縄文杉へのツアーがどれも予約でいっぱいと断られたので、行かない方がいいのかなと諦め、レンタカーと宿の予約、一つだけ森林浴をするツアーというのが取れたのでそこを予約。
しかもこのツアー、屋久島に到着してすぐだったのですが、これが大正解。水の妖精を見たことがあるという若い女性で、私のコタマをみたい欲求を満たしてくれそうな行くべき場所のリストをくださったのでした。
猿川ガジュマル
大川の滝
白谷雲水峡
横河渓谷
矢筈獄神社
ヤクスギランド
です。
白谷雲水峡はもののけの森がある場所。

私は朝早くから出発していたので、森の中はほとんど誰とも出会わず、森の中には私1人。標高が高く、屋久島でもかなり肌寒かったです。

樹神をみようと「コタマ出ておいで〜、そこにいるのは判っているのよ」などと声に出しながらずっと歩いていたのですが、苔の美しいこと。

苔が綺麗なので、何度も口にしてたら突然
「コタマのコは苔のコ」と聞こえてきて、「何何なにーっ‼️」となりました。これだけコタマ見たがっていたのに、信じていなかった自分が情けない。森の中には私1人だったのに全然寂しくなくて、コタマがそこにいてくれているのかなと思った瞬間でもありました。
そこから足取りが軽くなり、森の精霊に囲まれて歩くなんて本当に幸せで、宮崎駿さんは見えていたんだな。と2日目にして目標を達成した満足感でいっぱいでした。
ただ、この山登りは結構きついです。

ガジュマル

猿川ガジュマルも誰もいない、ガジュマルの森が延々と続く空間は少し特別で朝とはいえ少し心細いなあ、と思っていたら、何となく「こっち」と言われたような気がしたのでその「こっち」に沿って歩いて行きました。ちなみに道はありません。
「そこに」と言われた気がしたので見てみるとちょうど座れるような形の枝があり、素直に座って休んでいたのですが、ここでは本当に不思議な経験をしました。「外見ではわからない、大切なことは見えないし、本当の姿も目では見えないのだ」というようなメッセージを受け取り、それからは「ガジュマル様」と呼ぶくらい偉大な感じと優しさというか慈愛を感じてとても幸せでした、気がついたら3時間近く座っていたのですが、素晴らしい時間でした。あまりに居心地が良くて滞在中、数回通ったほどです。ここはおそらく地盤が石で、石の間から下に通る水のせせらぎが聞こえてとても神秘的でもあります。
大川の滝

大川の滝は、ガイドさんが水の妖精を見たという場所。ここも確かに水が「ヒャッホー」と言いながら滝を滑り台のように落ちてきているのが何となく感じられる素敵な場所でした。
このお若いガイドさんから、お宅にご招待を受けて行ったのですが、その生活がとても素敵。
ご主人様が仕事の後に釣ったという大きな魚を持って帰ってきてくれて、屋久島でとれたお野菜と一緒に新鮮なお刺身をいただきました。
お二人はお子さんを家で2人だけで出産したそうで、とても感動的だったお話も聞け、特別な夜を過ごせました。ちなみにご主人様は美容師で、東京から引っ越してきたそうですが、東京での生活にはもう戻れないなあと笑顔で口にされたのが印象的でした。
横河渓谷

島の端っこに位置しているのですが、渓谷に近づくにつれて道路脇を流れる透き通った水の量が増えてどんなところかとワクワクしながら運転。

ここも私1人。渓流の中にある孤島のような石の上で瞑想をしていました。
本当に有難いし、豊かさを感じました。
天気は良くて、私は急いでいないし、ここで好きなだけぼーっとしていられるなんて!
それでも、コタマちょっと見たかったな、なんて思ったら、また「よく見てごらん」みたいな声が聞こえて、そしたら目の前にある大きな石に二つ目のような滲みがあって、コタマにそっくり!
私って本当にラッキーだなというかおめでたい性格なのだなと実感。
矢筈嶽神社

矢筈嶽神社はとても特別な場所にあるのですが、ゴミがたくさん落ちていて残念でした。またまたここも1人だったので、祝詞をあげてきました。
1人でしたが、いろいろな出会いもあり、何よりも森は生きているということを実感できた5日間、あっという間でした。
日本には素晴らしい場所がたくさんあるけれど、もし機会があればぜひ行くことお勧めします。そしてもし私を思い出してくださり、森の精霊とのコミュニケーションをチャレンジしてくだされば何よりです。

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