オランダへ戻って最初にしたのは厩舎へアキちゃんに会いにいくことでした。5週間も留守にしたのは初めてだったし、何しろ動物に5週間という時間の単位を伝えることができないので、「長く留守にするけれど必ず返ってくるからね」と言い残して出かけた時の胸の痛みと言ったら。
久々のアキちゃんは相変わらず、牧草地でもぐもぐと他の馬たちに混ざって過ごしていました。毛並みも良くみんなにに気をかけてもらっていたのが遠目から伝わりました。
思わず、「アキちゃん、ただいまー」といつも通り日本語で声をかけたら遠くから彼だけがそおっと顔をあげ、じっと私をみて、そしてゆっくりと私の方に歩み寄ってきてくれました。
人間だったら、というか私だったら「どうしてこんなに長く待たせたの」なんて文句の一つも言いそうなのに、ただ私の帰宅を喜んでくれているのが伝わり胸が熱くなりました。ハチ公もこうして毎日待っていたのかなと。ふと思いました。


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